なぜ複数AIを使うと疲れるのか
ChatGPT、Claude、他のAIツールを同時に使っていると、 「なぜかすごく疲れる」と感じることはありませんか?
便利なはずなのに、頭の中が散らかっていく感じ。 実はこれ、作業量より先に“切替”が増えているサインかもしれません。
英語圏でもこの状態を「AI brain fry」と呼んで整理する動きがあります。AIを複数並行すると、出力を“監視”する人間側の認知負荷が上がり、結果として生産性が落ちることがある、という話です。
文脈切替が増えている
複数AIを使うと、
- 回答を比較する
- それぞれの文脈を理解する
必要があります。
この「いま何を見て、どの前提で考えるか」を切り替える動きが、文脈切替です。 切替が増えると、頭の中に“未完了のタブ”が増えていきます。
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脳は切替に弱い
人は、一つのことに集中するより、行き来する方が疲れやすいと言われています。 切替のたびに、脳は“思い出し”と“再理解”をやります。 このコストは、じわじわ効いてきます。目立たないのに、確実に疲れる。
並行作業も同じ
- 複数プロジェクト
- 複数タスク
これも同じく、負荷を増やします。 AIが増えるほど、タスクの切替も増えやすい。ここが落とし穴です。
結果的に「いま何をやっていたか」を取り戻す時間が増えます。 進んでいるのに、どこか空回りする感覚が出てきます。
「なんか疲れる」の正体
この疲れは、作業量ではなく切替の多さが原因であることが多いです。 成果物は増えているのに、頭が先に限界を迎える。そんなときは、切替が過密になっています。
複数AIは悪ではありません。 ただ、使い方が“切替地獄”になっていると、疲れが一気に出ます。
HBRで紹介された調査では「ツールを増やすと最初は生産性が上がるが、一定数を超えると頭の負荷が勝って伸びが止まりやすい」という示唆も出ています。道具を増やすより、“切替を減らす設計”のほうが効くことがあります。
今日の一手(短く)
- メインは1ツールに寄せ、比較は最後の10分だけにする
- 比較用タブは別ウィンドウ1枚にまとめる
- 切り替える前に「いまの目的」を30文字で書く
